令和8年熊本地震災害対策本部から会員の皆さまへ
令和8年熊本地震災害対策本部から会員の皆さまへ
― 支援する私たち自身のこころとからだを大切に ―
会員の皆さまへ
令和8年熊本地震の発生から、2週間が経過しました。
この間、被災された方々の安否確認や生活支援、関係機関との調整など、それぞれの立場で地域や利用者のために尽力されている会員の皆さまに、心より敬意と感謝を申し上げます。
一方で、災害発生から時間が経過した今だからこそ、私たちは改めて大切なことを確認しておきたいと思います。
支援する私たち自身も、今回の地震の被災者であるということです。
自分自身や家族の生活に不安を抱えながら、あるいは自宅や職場、地域にさまざまな影響を受けながら、それでも「利用者のために」「地域のために」と頑張り続けている方も少なくないのではないでしょうか。
災害直後は気が張っていて気づかなかった疲れや緊張が、2週間ほど経った頃から心身の不調として現れることがあります。10年前の私たちがまさにそうでした!
「自分が頑張らなければ」と無理を重ねる必要はありません。
非常時だからこそ、同じ支援者を頼ってください。
困ったときには、一人で抱え込まず、同僚や仲間、関係機関に相談してください。「少し疲れた」「話を聞いてほしい」と声を上げることも、支援者として大切な行動です。
熊本県精神保健福祉士協会災害対策本部では、今回の災害対応において、「支援者支援」を第一の方針として取り組んでいきます。
支援者が安心して支援を続けることができるよう、会員の皆さまの声を聴き、必要な支援につなげることも私たちの重要な役割だと考えています。
そして、今こそ改めて、日々の生活の基本を大切にしてください。
- 睡眠をできるだけ確保すること
- 食事をきちんととること
- 水分をとり、身体を休めること
- 趣味や好きなことに使う時間を意識してつくること
- 家族や友人、仲間と話す時間を持つこと
- 「頑張らない時間」をつくること
ほんの短い時間でも構いません。好きな音楽を聴く、テレビを見る、散歩をする、温かい飲み物を飲むなど、普段の自分を取り戻せる時間を大切にしてください。
休むことは、決して支援を止めることではありません。
自分自身を守ることも、支援の一部です。
私たち精神保健福祉士は、人を支える仕事だからこそ、自分自身のこころとからだにも目を向ける必要があります。
「支援者だから弱音を吐いてはいけない」のではありません。
むしろ、非常時だからこそ、支援者同士が互いに支え合い、頼り合うことが大切です。
今回の災害を乗り越えていくためには、一人ひとりが頑張り続けるのではなく、みんなで支え合いながら歩んでいくことが必要です。
熊本県精神保健福祉士協会は、会員の皆さまを決して一人にしません。
どうか、自分自身のことも大切にしてください。
そして、もし今、疲れている、つらい、不安を感じている、誰かに話を聞いてほしいと思っている方がいれば、遠慮なく声を上げてください。
あなた自身も、支援されてよい存在です。
災害対策本部として、会員の皆さまとともに、この困難な時期を乗り越えていきたいと思います。
令和8年8月12日
熊本県精神保健福祉士協会
令和8年熊本地震災害対策本部
本部長 木ノ下 高雄

